現在の評価制度では、20年~25年で資産価値が無くなる計算ですが、現実はそんなことはありません。

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建物の寿命と耐久年数

 

建築物というのは、そもそもどのくらいの耐久年数があるのでしょうか?

 

木造建築や鉄筋コンクリート建築でそれぞれ変わってきますが、
ここでは、建物の寿命について大まかな指標年数を上げてみました。

 

 

 

現行で言われている耐久年数を見直す動き

 

これまで建物の寿命は、非常に大まかに捉えられてきました。

 

みなさんも一度は聞いたことがあるかと思いますが、建物の耐用年数は20年~25年間で、
その資産価値は築30年以降ではゼロ査定になるという説です。

 

ビルですと、これが40年とやや伸びますが、なんとも心許ない数字です。

 

しかし、これはあまりにも現実的でない数字のため、
国土交通省においても、その見直しが推し進められてきました

 

定期的な修繕をしているか否かによって起こる耐用年数の変化を、
建物の価値に反映させようという動きです。

 

そのため、リノベーションの重要性が浮き彫りにされてきたとも言われています。

 

古民家

現実、近年の古民家ブームのように築50年以上の建物でも、最適なリノベーションを施せば、充分に居住使用が可能な例もたくさんあります

 

早稲田大学が2011年に行った調査では、木造住宅の平均寿命は64年という報告もあります。

 

 

現行における建物各部の平均寿命

 

防水:屋根、壁、配管

マンションの場合、アスファルト防水露出では、13~15年。
アスファルト防水保護工法でも、17~20年とされています。

 

外壁塗装は、7~10年、シーリング材の寿命は、5~10年が目安。
木造の場合、瓦屋根25~30年、スレート10~15年。

 

壁面や配管については、工法や素材、設置環境で大きく変わります。

 

 

基礎

コンクリートの強度によって寿命は延びますが、
そのコンクリート自体時間を遡るほど未熟なので脆くなります。

 

 

 

 

リノベーションと建物の寿命

 

リノベーションという考え方は、
あくまでも建物の構造(スケルトン)状態によって左右されます

 

建物が元気で頑丈ならば、
内装のリノベーションだけで済むので、費用の算出もしやすくなるでしょう。

 

しかし、建物に問題がある場合、
まずは、そちらを優先してリノベーションしなくてはなりません。

 

仮に基礎工事からやり直すとなると、
もはやリノベーションという概念を当てはめて考えるには余りある状態と言えますよね。

 

そうならないためにも、現在のご自宅の管理チェックを怠らず
必要に応じた補修や補強でリノベーションしていくことも、
建物の寿命を延ばすことに繋がるのです。

 

また、中古物件を購入する場合建物自体の残り寿命を充分考慮する必要があります。
その場合、第三者機関に査定を依頼するという方法が一般的なようですね。